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FAO駐日連絡事務所 Liaison Office in Japan

●8/13 公開セミナー「持続可能な農業に向けて:ガーナにおけるカカオ生産の現状と未来」開催のお知らせ(ご報告)

国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所は、農林水産省のご支援で実施されているFAO事業の一環として、公開セミナー「持続可能な農業に向けて:ガーナにおけるカカオ生産の現状と未来」を8月13日に開催しました。当日は、政府関係者、民間企業、市民社会、国際機関、メディア、アカデミアの方々より、多くの出席をいただきました。

開会では、農林水産省大臣官房 国際部国際経済課 国際農業機関調整官の藏谷恵大様よりご挨拶をいただき、アフリカ諸国からの実務者を招いて開催されている本セミナーが、より意義のある人的交流の場となることや、持続可能な開発目標の一つである飢餓撲滅への着実な一歩となることへの期待を述べられました。

基調講演は、ガーナココアボード(COCOBOD) ガーナ・ココア研究所 (CRIG)のマイケル・オポクアジェマン・オブウォ様より、「ガーナにおける貧困削減と生産向上;カカオセクターの役割」と題し、ガーナでカカオセクターが果たす重要な役割について説明がありました。また、ガーナココアボード(COCOBOD)が実施する貧困層向けの政策についても紹介がありました。

次に、本プロジェクトのパートナー団体である東京農工大学教授の千年篤先生より、アマゾン地域の日系ブラジル人によって開発された遷移型アグロフォレストリー農法(SAFTA)についてプレゼンテーションがありました。その上で、現在実施している、SAFTAをガーナのカカオ生産に試験的に導入している状況について報告がありました。

民間企業からは株式会社明治 生産本部技術部 専任部長の土居恵規様より、明治がガーナを含めたカカオ生産地域で取り組んでいる「メイジ・カカオ・サポート」について講演があり、持続可能なチョコレート作りに直結するカカオ農家への支援活動と今後の展望についてお話いただきました。

質疑応答では、ガーナにおけるSAFTAの試験的導入に至る経緯や、カカオ生産がもたらす栄養改善について、また明治による支援活動ではどのようにカカオ農家と関係構築を進めているのか、といった質問が寄せられました。

閉会のご挨拶では、外務省経済局 経済安全保障課 食料班長 川井田拡光様より、FAOや東京農工大学、関連団体が連携して取り組んでいるこのアグロフォレストリー導入の活動が、持続可能な農業に向けた有効な取り組みの一つであることについて言及いただきました。

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国連食糧農業機関(FAO)(本部ローマ)は、世界の飢餓撲滅と栄養不良改善のため、持続可能な農業と農村開発を推進しています。このたび、FAOの国内連帯(ナショナル・アライアンス)を活用した“セーブ・アンド・グロウ”農業モデル推進事業の一環として、ガーナとケニアから実務者を招き、2018年8月13日に公開セミナー「持続可能な農業に向けて:ガーナにおけるカカオ生産の現状と未来」(於:国連大学)を開催いたします。

現在、チョコレートの原料であるカカオ豆の生産量のうち、約7割はコートジボワール、ガーナ、インドネシアで栽培されており、日本が輸入するカカオ豆の約8割はガーナで生産されています。世界的にチョコレートの需要が増加する一方、気候変動などが要因で、今後、カカオ豆の生産の維持、拡大が難しくなると予想されています。

FAOでは2014年より、東京農工大学などの関連団体とともに、SAFTA(アマゾン地域の日系ブラジル人によって開発された遷移型アグロフォレストリー農法)をガーナに普及するためのプロジェクトを実施してきました。本セミナーでは、本プロジェクトの経験を踏まえ、ガーナを例に持続可能なカカオ生産の現状と未来について考えます。

 

日時:2018年8月13日(月)15:30-17:00

※セミナー終了後、17:30-19:00でレセプションを開催予定。セミナーに出席された方はどなたでもご参加いただけます。

会場:国連大学 1階 アネックススペース(東京都渋谷区神宮前5丁目53-70)

アクセス渋谷駅から徒歩10分または表参道駅出口B2より徒歩5分

定員:70名

参加者:民間企業、国際機関関係者、プレス関係者 一般、ほか

参加費:無料

言語:日・英(同時通訳有り)

主催:国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所

お申し込み:下記よりアクセスの上、必要事項を入力ください。

https://goo.gl/forms/HpKyk09ZpiucX8V73


または、FAO-Japan-Info@fao.org宛にご氏名、ご所属、電話番号、Eメールアドレス、レセプションへの参加の有無をお送り下さい。

 

式次第(案)

15:30 - 15:35   開会挨拶  農林水産省 大臣官房 国際部国際経済課 国際農業機関調整官  藏谷恵大氏

15:35 - 16:00   基調講演「ガーナにおける貧困削減と生計向上: カカオセクターの役割」

(ガーナココアボード (COCOBOD)  ガーナ・ココア研究所 (CRIG) 上級科学研究員 兼 農学部長代理  マイケル・オポクアジェマン・オブウォ氏)

16:00 - 16:20   講演「ガーナのカカオ生産におけるアグロフォレストリー技術導入の試み」

(東京農工大学 農学部 教授  千年篤氏)

16:20 - 16:35   講演「メイジ・カカオ・サポートと今後の展望」

(株式会社明治 生産本部 技術部 専任部長  土居恵規氏)

16:35 - 16:55  質疑応答 

16:55 - 17:00  閉会挨拶  外務省 経済局経済安全保障課 食料班長  川井田拡光氏

 

「国内連帯(ナショナル・アライアンス)を活用した“セーブ・アンド・グロウ”農業モデル推進事業」とは?
農林水産省のご支援により実施されており、飢餓や栄養不良の解消に取り組む国内連帯組織(National Alliances)を通じて、日本とアフリカ諸国のパートナーシップを高めることで、アフリカ諸国の農業生産への取り組みを強化し、飢餓の撲滅と食料安全保障の達成、および栄養向上に寄与することを目指しています。

 

■お問い合わせ■

国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所 担当:松岡・田村

Tel: 045-222-1101 Email: FAO-Japan-Info@fao.org