11/23/2017
映画「いただきます」上映会およびトークセッション(報告)
[イベント報告]
「世界食料デー(10月16日)」がある10月の初め、1日に横浜市資源循環局と共催でシンポジウムを開催(FAO駐日連絡事務所が呼びかけ団体として参加する「世界食料デー」月間との共催)したことに続き、今回も「いただきます」上映会とトークセッションを共催で行いました。穏やかに晴れた平日の午前中でしたが、約100名の方々よりご出席いただきました。納豆とお味噌汁に玄米ご飯といった和食給食を提供する福岡の高取保育園を取り上げた映画「いただきます」の上映では、園児のかわいらしい姿に笑いが起こったり、「いただきます。おいしい。ごちそうさまでした。」と感謝の言葉を口にする園児たちの食への向き合い方に、大きくうなずいたりする方々もいらっしゃいました。
上映後にはトークセッションが行われ、映画の監督・オオタヴィンさんは映画に収まらなかったシーンを中心にお話くださいました。また農林水産省認定「地産地消の仕事人」椿直樹さんからは、地産地消の利点について、さらには横浜市内の小学校で取り組まれている「スーパー給食」のお話も伺いました。閉会挨拶は弊機関駐日連絡事務所長チャールズ・ボリコが、自身のお味噌汁の体験や食料ロスや廃棄が食料生産と環境に与える影響について話しました。
最後に、横浜市・瀬谷にある糀店で作られている味噌を使ったお味噌汁をご提供しました。
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映画「いただきます」上映会とトークセッション開催のお知らせ
毎年世界では、人の消費向けに生産された食料の約3分の1、量にしておよそ13億トンが失われるか捨てられています。食料廃棄は、その食料が捨てられるだけでなく、食料生産に使われた水や肥料、土壌、エネルギー、労力などをすべて捨てることになります。
今回の映画上映会&トークセッションは、10月の世界食料デーのフォローアップとして企画しました。食べ物の大切さについて改めて見つめ、食料ロス・廃棄についても考えていきます。
上映映画は、玄米、みそ汁の伝統的な和食で育つ福岡県・高取保育園の子どもたちを取り上げた「いただきます みそをつくるこどもたち」です。その後、 オオタヴィン監督と椿直樹さん(「濱の料理人」代表・「大ど根性ホルモン」オーナーシェフ) による地産池消の視点を交えたトークセッションを行います。
日 時:2017年11月21日(火)10:00~(9:30~受付・開場)
会 場:横浜情報文化センター 情文ホール 6階
参加費:無料(イベント終了後には、簡単なお味噌汁をご提供します)
定 員:160名(申込み先着順)
お申し込み方法:下記よりお申し込みください。
また、横浜市資源循環局ホームページからもお申込みいただけます。
http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/sub-shimin/foodloss/food-loss-topic.html
プログラム:
開会挨拶 横浜市資源循環局
映画上映(65分)
トークセッション
閉会挨拶 国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所長 チャールズ・ボリコ