FAO.org

Home > FAO駐日連絡事務所 Liaison Office in Japan > イベント > 2017年 > ●11/27 ブラジルの世界農業遺産(GIAHS)認定等に向けた国内招へい研修 「イントロダクション・セミナー」開催(報告)
FAO駐日連絡事務所 Liaison Office in Japan

11/27/2017

ブラジルの世界農業遺産(GIAHS)認定等に向けた国内招へい研修 「イントロダクション・セミナー」を開催(報告)

 

[報告]

2017年11月27日(月)

今年から、農林水産省の拠出により、世界農業遺産(以下、GIAHS)認定に高い関心を持つ開発途上国の政府や地域の代表者を日本のGIAHS認定地域に招いて、申請のプロセスや認定後のGIAHS活用などについて理解を深めてもらうプロジェクトが開始しました。11月27日~12月2日の日程でブラジルから7名が来日し、その初日に、都内でイントロダクション・セミナーを行いました。

セミナー冒頭、農林水産省農村振興局農村政策部農村環境課長の森澤敏哉さんから「GIAHSは農業と環境、文化のつながりを農業発展の最前線に持ち込む世界規模の試みであり、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)を体現する仕組みである」とのお話をいただきました。続いて、外務省中南米局南米課長の南慎二さんは「GIAHS申請から認定、効果的活用に関する日本の経験を共有することが、日本と農業分野で長い協力関係にあるブラジルから認定地域が誕生する一助となるとともに、両国の関係、親善を更に深める機会となることを期待している」と、日本とブラジルとの関係にも言及されました。

プログラムでは、「世界農業遺産(GIAHS)に関する取り組み」として、FAO駐日連絡事務所長のチャールズ・ボリコがGIAHSの特徴である“ダイナミック保全”について、遺産的価値を維持しながら、それを取り巻く諸環境に適合し、さらに地域の経済的・社会的発展を促すもの、と説明したほか、GIAHSの定義や認定基準についても紹介しました。

研修に参加したブラジルの政府機関職員やGIAHS候補地の代表者からは、「研修では特に申請のプロセスを学び、候補地が申請しやすい環境づくりを政府として推進したい」、「行政と地域の連携がどのようになされたのか日本の例を学び、参考にしたい」といった声が聞かれ、また最後の質疑応答でもGIAHSに関するさまざまな質問が上がりました。

本研修は岐阜県と石川県のGIAHS認定地を訪れ、認定に向けた取り組みの中心となった関係者から講義を受ける機会や有識者との意見交換の場が設けられています。また、研修の中から見えたブラジルのGIAHS申請に向けての課題や活用計画に関しては、研修後も引き続き、FAO本部のGIAHS事務局のチームがフォローアップを行う予定となっています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

開催日時:2017年11月27日(月曜日) 15:30~17:30

会場:ホテルメルパルク東京 ラ・ルミエール(6 F)

主催:国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所

言語:日本語・ポルトガル語(逐次通訳)

参加者:研修参加者(ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)、ブラジル国家歴史芸術遺産研究所(IPHAN)、家内農業・農業開発特別事務局(SEAD)、GIAHS候補地代表者)、農林水産省職員、外務省職員、その他機関関係者(国際連合大学、東京農工大学)