FAO駐日連絡事務所 Liaison Office in Japan

過去のプロジェクト例

■ネパールにおける香辛料の商品化事業

インドなどで大量生産された廉価な製品と競合していくのはたやすいことではありませんが、地元産のプレミアム製品として品質や味で差別化をはかる、商店への委託販売をする等の工夫がこらされています。

ネパール北部の谷はかつて「チベットのチリーガーデン」と呼ばれ、かつては伝統的な作物である香辛料作物が高値で取引されていましたが、最近では外部の業者が安く買取り加工し、利益を得るようになってきました。そこで、カトマンズ・バレーのあるコミュニティーでは、女性グループが中心となって本支援のもと香辛料加工工場を建設し、数百の小規模農家から買い取った香辛料作物を、乾燥機、製粉機、はかりなどを使って加工し、販売しています。

■ザンビアのエイズ孤児院における野菜栽培事業

HIV/エイズが猛威を振るうザンビアの北部にある、エイズで両親を失った子どものための孤児院では、本支援で行われた野菜栽培事業が成功を収めています。本プロジェクトから種子や鍬、シャベル、手押し車などの器具類、小規模の細流灌漑システムなどの供与を受けました。

また、ここではボランティア専門家の指導のもと、子どもたち自らが農作業を行っており、孤児院の自給自足の達成だけでなく、子どもの技能習得にも一役買っています。 自家消費後の余剰作物を市場で販売し、売上を事業に再投資することにより、プロジェクトの持続性も確保されています。