FAO駐日連絡事務所 Liaison Office in Japan

サバクトビバッタの群れの3つの発生レベル

FAOはサバクトビバッタの群れの発生状況について、その程度により以下の3つの段階で定義しています。

● 発生(outbreak)
バッタが個体数を急速に増やし、陸上を歩行する幼虫の群れ(band)・空を飛ぶ成虫の群れ(Swarm)を形成し始める状態を指す。一般的には、一国の特定地域内で約5 000㎡の範囲で発生する。

● 大発生(upsurge)
バッタの生育を複数シーズンにわたって制御できず、さらなる幼虫の群れや成虫の群れの形成を引き起こす状態を指す。この段階は一般的に、地域全体に被害が及ぶ。

● 蝗害(plague)
バッタの大発生を一定期間内に制御できず、個体数が数・規模ともに拡大し、その広がりが幼虫・成虫の群れの状態で発生する状態を指す。この状況が2つ以上の地域で同時に発生した状態は、「大蝗害(major plague)」という。

参照:http://www.fao.org/emergencies/resources/documents/resources-detail/en/c/1263633/

現在(2020年)のサバクトビバッタ危機に匹敵する大発生はソマリアとエチオピアでは、25年ぶり、 ケニアとウガンダでは、75年ぶりです。 蝗害は特定の時期ではなく、断続的に発生する傾向があります。 蝗害は古代エジプトのファラオ時代から報告されていますが、最近では1926-1934年、1940-1948年、1949-1963年、1967-1969年、1986-1989年に報告されています。

過去の大発生・蝗害について詳しくは― Desert locust upsurge and plague