国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所

 

2016年の「国際マメ年」の成功を受けて、2月10日を「世界マメの日」とすることが、2018年12月の国連総会で定められました。FAOは、この国際デーの担当機関として、他機関と連携し、啓発活動を行っています。

 

マメ類(pulses)は、食用や飼料用として栽培されているマメ科の植物の食用種子です。

マメ類は、インゲン属およびササゲ属の豆、ひよこ豆、えんどう豆が最もよく知られ、一般的に消費されていますが、世界にはさらに多くの種類があり、いずれも食料安全保障、栄養、健康、気候変動、生物多様性に大きなメリットをもたらしています。

 

マメ類(pulses)は、

  • 栄養価が高く、健康維持に欠かせないビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。
  • 保存期間が長く、食生活の多様性を高めると同時に、食料ロス・廃棄を減らすことができます。
  • 多毛作システムにおいて、農業の生物多様性、気候変動へのレジリエンス、および生態系サービスを高めます。
  • 大気中の窒素を土壌に固定し、土壌の生物多様性と肥沃度を向上させます。
  • 輪作に取り入れることで、化学肥料の使用効率を向上させることができます。