FAO駐日連絡事務所 Liaison Office in Japan

食料ロス・廃棄削減の重要性についての意識を高める記念日として、毎年9月29日を「食料ロス・廃棄啓発のための国際デー」と定めることが2019年12月に開催された国連総会で決議されました。FAOは、この国際デーを主導する国連機関として、関連機関との連携の下、啓発活動等を行っています。

世界的には、生産された食品の約14が収穫から小売に至る前までの段階で失われています。また、小売りや消費段階でも、多くの廃棄が生じています。

食料が損失または廃棄されると、この食料を生産するために投入されたすべての資源(水、土地、エネルギー、労働力、資本など)が無駄になります。さらに、食料ロス・廃棄物の埋め立て地での処理は、温室効果ガスの排出につながり、気候変動の一因となります。

私たちが生産する食料を最大限に活用するためには、世界レベル、そして現場レベルでの行動が必要です。技術の導入、革新的解決策(市場開拓のためのeコマースプラットフォーム、格納式モバイル食品加工システムなど)、食品の品質を管理し、食料ロス・廃棄を削減するための新たな手法や好事例の実践が、この変革を実現する鍵となります。

食料ロス・廃棄を減らすには、食料生産者からフードサプライチェーン上の従事者、食品産業、小売業者、消費者まで、すべての人々の意識と行動が必要です。

第二年目の2021年9月29日には、ウェビナー"Stop Food Loss and Waste. For People. For Planet"が、日本時間午後11時(ローマ時間午後4時)から開催されます。ご登録は以下からどうぞ。

https://fao.zoom.us/webinar/register/WN_gHCImF-QS52w1lYrAVWjQA

 

2020年のテーマは "Stop food loss and waste. For the people. For the planet."
(食料ロス・廃棄を食い止めよう。人々のために。地球のために。)

今年は、記念すべき第1回目の「食料ロス・廃棄啓発のための国際デー」です。また、世界的な新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、食料生産と消費のあり方を変革し、そしてそのバランスを取り直す必要性に、私たちが強く気付かされている時期でもあります。

飢餓の影響を受けている人々の数が2014年以来ゆるやかに増加しており、また大量の食料が日々失われ、あるいは無駄になっている世界において、食料ロス・廃棄の削減は不可欠です。食料ロス・廃棄は、自然資源環境に不必要な圧力をかけ、資源の枯渇や、温室効果ガスの発生を招いてもいるのです。

主要メッセージ

1.  この危機の時代、食料ロス・廃棄を生み出す余地はありません! 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックを受ける今、私たちは食料の生産、取り扱い、そして廃棄の方法を再考するにいます。

2.  食料ロス・廃棄を減らすことは、私たちのフードシステムを強化する強力な手段を提供します。

3.イノベーション、技術、インフラ設備は、フードシステムの効率を高め、食料ロス・廃棄を減らすために欠かせません。

4.  政府による介入は、特にこの決定的時期に、民間セクターによる食料ロス・廃棄削減への投資促進に努めるべきです。

5.  民間セクターの参加のもとでの革新的なビジネスモデルの形成、またこれらに資金提供を行うための新たなアプローチが、食料ロス・廃棄を食い止めるために必要です。

6.  人々のために、そして地球のために、私たちは皆、食料を救う、フードセーバーであるべきです!