国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所

日本語資料

2023/09/23

今、私たちが行動するかどうかにかかっています水不足は、この時代の最も深刻な開発課題のひとつです。しかし、住む場所によっては、水資源の脆さが見えにくいかもしれません。その理由はおそらく、私たちの多くが、日常生活や経済活動の中で常に水を得られるため、いまだに24億もの人たちが水不足に苦しむ国で生活していることを想像できないからでしょう。 地球は青い海で覆われているため、塩分を含まない淡水がわずか2.5%しかないことや3、水源が平等に散らばっているわけではないこと、そして水資源がどんどん枯渇しつつあることを、いとも簡単に忘れてしまうのです。水資源が枯渇する理由はさまざまですが、究極的には人間の営みが原因です。飲料水や農業用水、必要物資を生産する工業用水だけでなく、私たちを支える態系を維持するための水も、どんどん少なくなっています。多くの場合、水の危機は、水不足の地域に暮らし、危機に襲われても対処できない人たちを真っ先に襲います。「誰一人取り残さない」という約束の実現には、水危機に対し今すぐ行動を起こすべきです。

2022/12/29

本書の原文は、国際連合食糧農業機関(FAO)によって発行された『The State of Food Security and Nutrition in the World 2022: In brief』であり、日本語版は(公社)国際農林業協働協会が作成した。翻訳に不一致がある場合には、原文が優先される。本書において使用している名称および資料の表示は、いかなる国、領土、市もしくは地域、またはその関係当局の法的地位に関する、またはその地域もしくは境界の決定に関するFAOのいかなる見解の表明を意味するものではない。特定の企業、製品についての言及は、特許のあるなしにかかわらず、言及のない類似の他者よりも優先してFAOに是認あるいは推薦されたものではない。

2022/10/11

世界食料デーは、国連が定める国際デーの中でも最も活発に取組みが行われる日の1つです。150に及ぶ国々で、何百ものイベントや取組みが開催され、政府や企業、NGO、市民社会、メディア、一般の人々、そして若者が共にこの日を祝います。だれ一人取り残すことなく、飢餓に苦しむ人々や全ての人に健康的な食事を確保するために、世界的な認識と行動を促します。

2022/06/21

本概要は、世界農業遺産の経済効果について三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が実施した簡易的な調査の報告書を要約したものです。 日本で世界農業遺産が認定されてから10年が経つ今、本調査では改めてその経済価値に焦点を当て、同価値を測るための測定対象を整理するとともに初期的な分析を行いました。また、持続可能な世界農業遺産の保全に向けて、収入を生み出す機会や認定地域の主要作物及びサービス等への経済効果を分析し、認定後の地域が直面している課題や将来の世界農業遺産の活動への提言をまとめました。

2022/06/21

本報告書は、世界農業遺産の経済効果について三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が実施した簡易的な調査をまとめたものです。 日本で世界農業遺産が認定されてから10年が経つ今、本調査では改めてその経済価値に焦点を当て、同価値を測るための測定対象を整理するとともに初期的な分析を行いました。また、持続可能な世界農業遺産の保全に向けて、収入を生み出す機会や認定地域の主要作物及びサービス等への経済効果を分析し、認定後の地域が直面している課題や将来の世界農業遺産の活動への提言をまとめました。

2022/06/20

This is the summary version of a report on the rapid economic assessment of Globally Important Agricultural Heritage Systems (GIAHS) in Japan. The assessment was conducted by Mitsubishi UFJ Research and Consulting Co., Ltd. The full report is available in Japanese.

2021/11/30

『世界食料農業白書 2021年報告―要約版』は、食料サプライチェーンの脆弱性と、農村世帯がリスクとショックにどのように対処しているかを分析するとともに、レジリエンスの構築によって、効率性と包摂性とのトレードオフをいかに最小限に抑えるかについても論じています。そして、食料サプライチェーンのレジリエンスを高め、農業・食料システムにおける生計を支え、混乱に直面してもすべての人に十分で安全かつ栄養のある食料への持続的なアクセスを確保する政策についての手引きを提供しています。

2021/10/01

本書の原文は、国際連合食糧農業機関(FAO)によって発行された『The State of Food Security and Nutrition in the World 2020: In brief』であり、日本語版は(公社)国際農林業協働協会が作成した。翻訳に不一致がある場合には、原文が優先される。本書において使用している名称および資料の表示は、いかなる国、領土、市もしくは地域、またはその関係当局の 法的 地位に関する、またはその地域もしくは境界の決定に関するFAO のいかなる見解の表明を意味 するものではない。特定の企業、製品についての言及は、特許のあるなしにかかわらず、言及のない類似の他者よりも優先してFAO に是認あるいは推薦されたものではない。

2021/03/25

本書は、灌漑農業における「水欠乏」と天水農業におけ る「水不足」の規模や、これらの影響下にある人口の最新の推定値を示しています。 明らかになったのは、国家間で水制約の状況に大きな隔たりがあるだけでなく、国内 地域間でも大幅な空間的ばらつきがみられるという事実です。こうしたエビデンス は、各国が水問題の性格や程度はもとより、農業生産システムのタイプや国の発展レベル、政治体制といったさまざまなファクターに応じて適切な政策や介入策をいかに 決定していくかといった論議に役立てることができます。こうした考察を踏まえ、本白書は、農業における水制約の打開と、効率的で持続可能かつ公平な水アクセスの確保 に向けて、各国が政策や介入策を適切に優先づけていくための手引きを提供しています。

2020/12/16

本報告書では、飢餓の撲滅(SDG 2)に対する酪農の潜在的貢献を定量的に明らかにし、バランスのとれた健康的で安全な栄養を与える上での乳製品の役割を紹介します。飢餓の撲滅は今の世界が抱えるもっとも大きな課題の1つであり、持続可能な開発にとって不可欠な要件です。開発途上国を中心とする人口増と経済成長により、畜産品へのニーズは今後30年で大幅に増加するでしょう。一般に畜産セクター、特に酪農乳業セクターは、食料安全保障および栄養改善、持続的な経済成長、包摂的な社会開発を促し、同時に自然資源を効率的に活用しながら、このニーズの課題に対応する助けとなるでしょう。

2020/12/15

この出版物は、栄養過多および肥満が世界的に増加傾向にあり、どの地域においてもこれを覆すことができていないという事実を受け作成されるに至る。現在の食料システムは、あらゆる形態の栄養失調、つまり栄養をめぐる課題に対処するために必要とされる健康的で持続可能な食事を提供していない。本出版物は短く簡潔な形で、国会議員を含む政策立案者を対象にしており、栄養をめぐる課題や栄養を議題として取り上げ続けるために何ができるかについての情報を提供している。

2020/10/21

FAOの創設からの75年間で、世界の貧困、飢餓、栄養不良との闘いは大きく前進しました。農業の生産性とフードシステムも目覚ましい発展を遂げました。その一方で、あまりにも多くの人々がいまだに脆弱な状態に置かれています。20億を超える人々が、十分な量の、安全かつ栄養のある食事を日常的に摂ることができていません。さらに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックという新たな懸念が加わり、食料安全保障、栄養、生計面でこれまでに実現された重要な進展が後退する恐れが生じています。今こそ、私たちのフ ードシステムや経済、社会的な支援体制をむしばみ続けている根強い不平等と非効率の是正に取り組むべき時です。より良い復興に向けて取り組む時なのです。

2020/10/05

食料不安の各評価手法について、その目的と最新の数値を紹介しています。

2020/09/26

この文書は、幅広いパートナー機関との新たな連携のために、FAOの「COVID-19対応・回復プログラム」の概要を紹介します。FAOは、パンデミック下とその後の両方の状況において、全ての人々に栄養ある食料を確保するための迅速で調和のとれたグローバルな対応に向け、13億米ドルの初期投資への支援を要請しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックに対応し、世界の飢餓に終止符を打ち、そして全ての人のより良い未来を創造するために、FAOと共に取り組むことへのご関心のある全ての機関・政府に、ご協力を呼び掛けています。

2020/07/03

このフライヤーは『世界の食料安全保障と栄養の現状 2019年報告』の要点をまとめている。

2020/07/03

『世界食料農業白書 2019年報告―要約版』は、食料ロス・廃棄に焦点を当てた本報告書の最新の調査結果をまとめ、介入に向けた手引きを提供する。

2020/07/03

『世界の食料安全保障と栄養の現状 2019年報告ー要約版』では、本報告書の主要メッセージと、主な調査結果がまとめられている。本書の第二部は特に、景気の低迷・悪化と食料不安・栄養不良との関係について焦点を当てる。

2020/06/07

このフライヤーは『世界食料農業白書 2019年報告』の要点をまとめている。

2020/02/12

日本は1951年に国際連合食糧農業機関(FAO)に加盟して以降、FAOの最重要パートナー国のひとつであり、食料安全保障の確立と自然資源の持続可能な利用の促進に努めてきました。日本の財政支援、専門技術や人材は、FAOの取り組む国際基準の設定や気候変動の緩和と適応、動植物の越境性病害虫への対策、栄養、世界農業遺産(GIAHS)、緊急対応やレジリエンスの構築といった幅広い分野において、きわめて重要といえます。

2019/11/06

もし、わたしたちがすべての森の木を切りたおしてしまい、豊かな 海を守ろうとせず、そのうえ気候変動に苦しんでいる人たちのた めに何もしなかったら、世界はどうなってしまうのだろう? この本 では、まほうにかけられた、ある世界がかかえる気候変動や農業 についての大事な問題を、ロレンツォ・テッラネーラによるイラスト といっしょに見ていくよ。