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農産物・食品の世界貿易、過去20年間で倍増
2020/09/23
ローマ-国連食糧農業機関(FAO)が9月23日に発行した新しい報告書によると、世界の農産物・食品貿易は、1995年以降2倍以上に増加し、2018年には1.5兆米ドルに達しました。新興国と開発途上国の輸出が増加しており、世界全体の3分の1以上を占めています。
「世界農産物市場白書(SOCO):2020年報告」では、世界の貿易と適切に機能する市場は、包摂的な経済成長と持続可能な発展を促し、ショックへのレジリエンスを強化できることから、開発プロセスの中心にあると論じています。
屈冬玉FAO事務局長は発表にあ
アジア太平洋州諸国は食料安全保障と生計のための大胆かつ革新的な行動を約束
2020/09/04
バンコク/ティンプー-新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策に焦点を当てたFAOアジア太平洋州地域総会
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による被害と慢性的栄養不良の影響からアジア太平洋州地域が復興するには、諸国間およびそれら国々のイノベーション、連帯、一貫性、強力なパートナーシップが必要です。
これは、国連食糧農業機関(FAO)の加盟国40か国以上による4日間の地域総会を締めくくる決定です。 民間セクターや市民社会の代表を含む約750人の参加者は、フードシステムをより持続可能
FAOと日本、シリア難民とトルコ住民のアグリビジネス起業を支援
2020/08/05
トルコ・シャンルウルファートルコのブルサ県、イズミル県、シャンルウルファ県で次期職業研修が近く開始され、一時的な保護下にあるシリア難民と受入コミュニティのトルコ住民の小規模な農業食品ビジネスの立ち上げを支援します。このFAOのプロジェクトは、日本政府の資金提供を受けて実施され、職業技能や起業スキル、技術支援、そして基本ツールと資材を提供します。
このプロジェクト「雇用と小規模起業による自立した生計促進」の正式発足式には、FAOプログラムオフィサーのシーク・アハドゥザマン、シャンルウファにあるGAP農業研
FAOと日本、中央アジアでのバッタとの闘いに連携を継続
2020/07/28
タジキスタン・ドゥシャンベ-国連食糧農業機関(FAO)、日本政府、国際協力機構(JICA)、タジキスタン共和国の農業省は、タジキスタンでのバッタ管理を強化するための地域プロジェクトについて、その第2フェーズにおいても連携を継続します。
バッタ管理対策改善プロジェクトの合意は、宮下孝之駐タジキスタン日本国特命全権大使、FAOタジキスタン事務所のオレグ・グチゲルディエフ代表、田辺秀樹JICAタジキスタン事務所長により、7月28日に署名されました。
総額7億9 800万円(723万米ドル)規模の5年間の地域
世界で最も包括的な森林資源の分析 新たな形式で発表
2020/07/21
FAOの「世界森林資源評価(FRA)2020」は、詳細な地域および世界の分析結果を、新たな双方向性のデジタル形式で提供します。
ローマ-国連食糧農業機関(FAO)は7月21日、利用者にも使いやすい新たなデジタル形式で、最も包括的な森林評価を発表しました。
一般公開された「世界森林資源評価(FRA)2020」と、FRAでは初となる双方向性のオンラインプラットフォームには、236か国・地域に関する詳細な地域・世界レベルの分析が含まれています。
利用者は、国・地域をまたがって比較可能且つ一貫性のある60以
日本政府、バングラデシュへのCOVID-19緊急支援に連携
2020/07/21
バングラデシュ・ダッカ-国連食糧農業機関(FAO)と日本政府は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受ける、非常に脆弱なハオール(低湿地帯)地域のコミュニティに緊急支援を行う新たなプロジェクトを開始しました。
この事業では、感染拡大抑制への安全条件を確保しつつ、農業生産性を高め、農家が農産物を販売するのを助けることで、食料安全保障を強化する革新的な支援を提供します。
このプロジェクト「新型コロナウイルス感染症の拡大抑制に向けた、革新的なフードシステム・アプローチを通じたハオール地域コミ
FAOの新たなCOVID-19対応・回復プログラム 7つの重点分野を示す
2020/07/14
ローマー国連食糧農業機関(FAO)は7月14日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下およびパンデミック後において世界的な食料の緊急事態を防ぎ、一方でまた食料安全保障と栄養の中長期的開発に取り組むことを目的とした、包括的な「新型コロナウイルス感染症対応・回復プログラム」を新たに発表しました。
FAOは、この新たなプログラムに必要な初期投資のために、12億米ドルの資金要請を行っています。
このプログラムは、7月14日に官民両セクターの参加の下で実施されたオンラインイベント「新型コロナ
飢餓と栄養不良の増加傾向続く 2030年までの飢餓ゼロ達成危ぶまれる 国連の報告書
2020/07/13
健康的な食事の入手が経済的に困難である何十億人もの人々にこれらの食事を確保することは、何兆ドルもの経費削減につながる
ローマ―国連による年次調査において、飢餓人口が増加していることが明らかとなりました。 過去5年間で、新たに数千万人が慢性的な栄養不足の状態となり、世界各国であらゆる形態の栄養不良が課題となっています。
本日発表された「世界の食料安全保障と栄養の現状」最新版では、2019年に約6億9 000万人が飢餓に陥ったと推定されています。2018年からは1 000万人、過去5年では6 000万人近
マダガスカルでの慢性的栄養不良への闘いに連携
2020/07/10
マダガスカル政府は、日本政府からの資金援助とマダガスカル国内で活動をする国連機関からの技術支援を受け、同国で栄養不良が最も深刻な地域の1つにおいて、慢性的栄養不良へのより良い解決に向けた分野横断的な共同プロジェクトを立ち上げました。
アンタナナリボーアモロニ・マニア地域圏での慢性的な栄養不良との闘いに向けた2年間のプロジェクトへの協定が、7月9日に署名されました。マダガスカル政府を代表する農業畜産水産省(MAEP)は、同国保健省(MSP)、水衛生省(MEAH)、教育省(MEN)、国立栄養局(ONN)との
韓国の伝統的な竹の栽培システム 世界農業遺産に認定
2020/06/26
ローマ-韓国の潭陽にある竹に基づいた伝統的な農業システムが、国連食糧農業機関(FAO)が認定する世界農業遺産(GIAHS)として認められました。 韓国の地域が世界農業遺産に認定されたのは今回で5回目です。
この認定地は、伝統的なアグロエコロジーの慣行に基づき、環境を尊重しながら自然と伝統的な農業慣行を結びつける、持続可能な農業アプローチの見事な一例です。
1 000年以上前に開始されたこの農業システムは、ティーツリーとキノコが竹と間作される、竹に基づいた多層構造の生産手法に依存しています。 景観管理に