国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所

ニュース

2025/11/03

およそ17億人もの人々が、人為的な理由による土地の劣化が原因で作物の収量が減少している地域に暮らしている。これは、世界的に農業生産性を損ない生態系の健全性を脅かす、広範囲にわたり静かに進行する危機である。

2025年11月3日、国際連合食糧農業機関(FAO)は、ローマ本部で最新の「世...

2025/09/19
FAOは、9月29日(月)に、日本で開催中の大阪・関西万博の国連パビリオンにおいて、特に日本における食料ロスへの意識を高めることを目的に、食料ロス・廃棄に関するイベントを実施します。
Photo courtesy of GIAHS Sustainable Water Management and Agricultural, Forestry, and Livestock System of the Okuizumo Area, Japan
2025/08/27

日本において、かつての砂鉄鉱山を再生した段々畑の農林畜産複合システム、そして石垣に囲まれた柑橘果樹園の景観、さらにイタリア沿岸部の急斜面に広がる象徴的な地中海の段々畑が、新たに世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems, GIAHS)に登録されました。これにより、国際連合食糧農業機関(FAO)創設80周年の節目となる本年、世界農業遺産の認定地域数は100を超えました。

2025/07/30
世界の人口の約8.2%、およそ6億7,300万人が、2024年に飢餓に直面したと推定されている。これは2023年の8.5%、2022年の8.7%から減少している。しかし、世界のすべての地域において均等に進展が見られたわけではなく、アフリカと西アジアのほとんどの地域では、依然として飢餓の拡大が続いている。これは、国連の5つの専門機関が発表した今年の「世界の食料安全保障と栄養の状況」(SOFI 2025)報告書で示されている。
2025/06/13

(English follows)

2025年6月15日(日)、大阪・関西万博にて、 国連パビリオンと吉本興業株式会社がタッグを組んだ大規模イベント「 Walk th...

FAO/Manan Vatsyayana
2025/06/04

2025年6月6日から15日にかけて、大阪・関西万博の国連パビリオンにて、「SDG2(飢餓をゼロに)」 達成に向けた取り組みを紹介する展示が行われます。この特別展は、世界の国や地域、各関係機関が、地球規模の課題解決に向けて対話を行う万博のテーマウィーク「食と暮らしの未来」に合わせて、実施されます。

2025/05/12

国際連合食糧農業機関(FAO)は、国連が制定する「国際お茶の日」を記念し、2025年5月21日(水)に、大阪・関西万博の国連パビリオンにて、「国際お茶の日」イベントを開催します。お茶も試飲いただけますので、是非お立ち寄りください。

2025/02/25
アフリカ、アジア、欧州、中東地域の人道支援の一環として、緊急支援及び強靭性構築のための活動を強化するため、日本政府は国際連合食糧農業機関(FAO)に対し、1,190万米ドルを拠出、緊急性の高い人道的ニーズに対応するための重要な14の事業を支援する。
©FAO/Alessia Pierdomenico
2024/11/22

国際連合食糧農業機関(FAO)が156カ国を対象に実施した詳細な調査・分析によると、世界の農業・食料システムにおける隠れたコストは年間約12兆米ドルに上ることが明らかになった。この金額のうち約70%(8.1兆米ドル)は、不健康な食生活が原因となっており、心臓病、脳卒中、糖尿病などの憂慮すべき非感染性疾患(non-communicable diseases, NCDs)に関連している。

©FAO / Yousef Alrozzi
2024/10/09
国連食糧農業機関(FAO)と国連衛星センター(UNOSAT)が作成した衛星データを用いた最新の分析は、ガザ地区の農地や農業インフラへの被害が拡大しており、継続する紛争による人道的危機と飢餓の危機がさらに深刻化しているとした。